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NEW 2024.09.27 イベントレポートSalesforce

Dreamforce2024 オンライン参加リポート

目次

・はじめに
・AI第3の波「Agentforce」
・Data Cloudが起こす革新
・もはやDIYは不要
・AIアシスタントを活用したショッピングとは
・おわりに

 

はじめに

こんにちは、広報担当の小川です!

2024年9月17日~19日の3日間で、Salesforce社主催の「Dreamforce2024」が開催されました!アメリカのサンフランシスコで開かれた本イベントには、世界中の関連パートナー等が参加し、現地では業界のトレンドやテクノロジーについて学びながら、ネットワーキングや情報交換が行われました。

このイベントは非常に大規模であり、現地では45,000人が参加し、オンラインでも数百万人が視聴しました。また、セッションは1500個あり、スポンサーも200社が協賛しています。

今回私は、オンラインにていくつかのセッションを視聴しましたが、その中でも特に印象深かった「Salesforceの創業者であるマーク・ベニオフ氏」による基調講演の内容についてご紹介させていただきます。

 

AI第3の波「Agentforce」

講演の中では、Salesforce内のAI支援ツール「Einstein Copilot」をより高度で多機能な「Agentforce」に正式にアップグレードしたことが伝えられました。Agentforceは「AI第3の波」として表現されており、第2の波である「Einstein Copilot」を基盤とし、さらに進化したAI機能を提供し、ユーザーのビジネス目標の達成を支援する機能があります。

Agentforceは単なるAIアシスタントではなく、自ら学習し、推論し、ユーザーに代わってアクションを取ることができるAIエージェントとして設計されています。ユーザーのニーズに応じた適切なサポートを行うために、情報の収集と分析が行われ、最適なソリューションを提案してくれます。今回のこの移行により、Salesforceのすべてのクラウドサービスにおいて、より強力で統合されたAI体験が実現されるようになります。

マーク・ベニオフ氏は、Agentforceの導入を迅速に進めるために、各業界固有の100を超えるアクションをSalesforceに追加し、カスタマイズが容易であることを強調していました。また、新しい「エージェントビルダー」ツールを通じて、ローコードで簡単にAIエージェントを作成・カスタマイズできるようになっています。これにより、企業は自社のニーズに合わせた柔軟なAIソリューションを簡単に構築できるようになります。

 

Data Cloudが起こす革新

Data CloudはSalesforceプラットフォームにおける大きな革新です。Data Cloudの有用性の一番の特徴は「さまざまなデータへの接続」という点が挙げられます。このデータには、構造化データだけでなく非構造化データも含まれており、Salesforceの他のクラウドサービスやサードパーティシステム、さらには外部のデータレイクに保存されているデータも含まれます。

これを「ゼロコピー統合」することで、データの「移動」「コピー」「再フォーマット」という作業の手間が無くなり、Salesforce内でデータを使用する際のコストを削減しています。

次に、このさまざまな種類のデータを使用するためには、これらのデータをData Cloudで活用できるような形に紐づけをする必要があります。これにより、SalesforceのCustomer 360全体でアクティブ化できるようになり、インサイトやアプリケーション、ワークフローが一元管理されます。

このように、データの整合性と正確性が保証されることで、ビジネスの意思決定も迅速かつ的確に行うことができるようになります。

 

もはやDIYは不要

講演では、AIやプラットフォームを自社でDIY(Do It Yourself: 自分でやる)する必要がないことを強調していました。DIYは、自分で全てを手作りすることを意味しますが、Salesforceのアプローチはこれとは異なります。

Salesforceのプラットフォームでは、セキュリティが確保されており信頼性が高いため、顧客がすぐに利用できるように設計されています。そのため、企業がわざわざ複雑なAI機能を自力で組み立てる必要がありません。

Salesforceでは、統合された単一のプラットフォームを提供し、その中でAgentforceが展開されます。このプラットフォームは、企業がAIエージェントを容易に展開し、管理できるように設計されています。

ユーザーは複雑な技術的背景を気にすることなく、シンプルなインターフェースを通じてAI機能を活用できるため、実装が格段に容易になります。さらに、DIYでの構築では得られない信頼性や拡張性、正確性を提供し、企業が必要とするすべての要素が既に組み込まれているという説明がありました。

 

AIアシスタントを活用したショッピングとは

デモンストレーションでは、音声認識を活用して、SalesforceのAIアシスタント「Sophie」がショッピング体験をサポートする様子が紹介されました。

ユーザーがSophieに対して音声で問い合わせると、Sophieは注文内容を即座に理解し、最新の配送ステータスや選択肢を提案します。

具体的には、「過去に注文した服のサイズが小さかったので、よりサイズの大きな服が欲しい」と伝えると、Sophieはすぐに過去の注文内容を確認し、新たな服を提案します。さらに、Sophieは配送オプションについても提案を行い、「3~5営業日以内に配送できること」や「当日中の店舗受け取りができること」を提示してくれました。

また、ユーザーが「当日の受け取り」を希望すると、近隣の店舗の在庫状況を確認し、すぐに対応できることを伝えてくれました。

このように、音声認識技術を活用することで、ユーザーはストレスなく必要な情報を得ることができ、より進化したショッピング体験が出来るようになります。

 

おわりに

本基調講演では、Salesforceの新たな取り組みであるAgentforceにより、AIと人間が協力し合う新しい時代の到来を感じることができました!また、Data Cloudによるデータの統合とAIエージェントの活用により、企業はより多くの情報を活用しながら、効率的にビジネスを運営できる将来を思い浮かべることができました。

これからもSalesforceの最新情報をキャッチアップし、本ブログを通じて発信していきたいと思います!

引き続きご愛読の程よろしくお願いいたします。

 

この記事を書いた人

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小川大和

小川大和

株式会社キットアライブ 管理部広報担当
映像制作会社、熱波師、公務員を経て2024年にキットアライブに入社。北海道の大自然を撮影するため、ドローンやGoProを片手に出掛けることが大好き。落語もたまに聞きます。

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